Kesou
の想い

Kesouロゴ

使う人、作り手、環境に想いをかけて、ひとつひとつ丁寧にものをつくりお届けする。
Kesouという名前は、想いをかけることを意味する古語「懸想(けそう)」から生まれました。

Kesouからの手紙

インタビュー

「履けなければ意味がない。」そんなお客様の声から生まれた、サステナブルなパンプス。
素材にこだわり、究極の履き心地を実現したKesouの制作秘話をお伺いしました。

ここは、作り手の「こころ」が覗ける場所。

Kesouのパンプス

参加者

焼田の写真

Eris 焼田

長野さんの写真

Kesou 長野さん・滋野さん

焼田の写真

– Eris 焼田

はじめに、Kesouのブランドについて教えてください。

長野さんの写真

– Kesou 長野

履き心地とサステナブルを両方叶えるパンプスを作っています。アッパーにはペットボトル再生糸を使用、インソールには廃棄衣料品から出たリサイクルポリウレタンを使用しています。

Kesou商品画像

Kesouのパンプス

焼田の写真

– Eris 焼田

先日撮影の際に着用モデルが履き心地の良さと軽さに驚いていました。

長野さんの写真

– Kesou 長野

ありがとうございます!天然ゴムを発砲させた素材をアウトソールに使用することで柔らかさと軽さを実現しています。

Kesou商品画像

スニーカーのような履き心地

焼田の写真

– Eris 焼田

素材にとてもこだわっているのですね。一体どのようにしてKesouのパンプスは生まれたのでしょうか?

長野さんの写真

– Kesou 長野

Kesouではお客様ニーズ起点の商品開発を行なっています。パンプスを作る前、約2000名の女性にアンケートをとったところ、7割の方が「履きたいのに痛くて履けない」「楽な靴だとデザイン性がいまいち」と悩んでいることが明らかになりました。そんなお客様のお悩みを解決するために生まれたのがKesouのパンプスです。


サステナブルと履き心地の両方を叶える素材を探し、同時に多くのお客様にフィットするよう編み方の研究も重ねていきました。試作品を延べ90名のモニターの方に試着していただきながら、約2年かけてやっと理想のパンプスを完成させることができました。

Kesouのパンプス

お客様と作り上げた最高のパンプス

焼田の写真

– Eris 焼田

2年間、大変多くの苦労があったのではないでしょうか

長野さんの写真

– Kesou 長野

サステナブルと履き心地を両立させるための素材の選定がやはり大変でしたね。サステナブル比率の違う複数のサンプルをご用意し、モニターのお客様に履き比べていただきました。また、足のカットライン等も細かく研究し、足が綺麗に見えるところもこだわりを持って製作しています。

Kesouのパンプス

足が綺麗に見えるデザインを追求

焼田の写真

– Eris 焼田

試着の際にはお客様からどんな意見が出ましたか?

長野さんの写真

– Kesou 長野

サステナブル比率が低いが履き心地の良いものと、その逆があった時にどちらがいいですかという話の際、我々のサステナブルへの取り組みに共感してモニター参加してくれた1人のお客様から「いくらサステナブルだとしても、やっぱり履けなかったら意味がない」と意見をいただきました。環境意識の高いお客様にそう言っていただけたことが、履き心地とサステナブルを両立することの重要性を改めて気づかされ、とても印象的でした。

Kesouのサステナブル

焼田の写真

– Eris 焼田

確かに、長く大切に使い続けることこそが一番サステナブルだなというのは、たくさんのブランドさんとお話しする中で我々も感じていました。それを実際にお客様から言っていただけると勇気になりますね!

長野さんの写真

– Kesou 長野

素材へのこだわりも大事ですが、こだわりすぎて本来の目的を見失ってしまうと本末転倒なので。それを引き止めてくれたとてもありがたい意見で、今でも胸に響いています。

焼田の写真

– Eris 焼田

Kesouのパンプスはお客様と共に作り上げたと言っても過言ではないかと思うのですが、お客様に対してはどのような想いを持たれているのでしょうか。

長野さんの写真

– Kesou 長野

お客様の想いに寄り添った商品開発をしたいというのがKesouの根本にあります。お客様の言葉をダイレクトにお伺いするためにリアルでモニター会を開催していました。


お客様一人一人にさまざまなお悩みがあり、その悩みの背景や深さもそれぞれ違います。例えば「痛い」の背景にも「どういう時に履くから痛いのか」「足の形が合わないのか」などの様々な理由があり、それぞれ解決方法が変わってきます。実際にサンプルを着用いただき、階段を昇り降りしていただいたり、しゃがんでいただいたりしながら、具体的な痛みの箇所をお伺いして改善に取り組みます。

Kesouモニター会

モニター会の様子

焼田の写真

– Eris 焼田

全てのお客様のお悩みに寄り添うというのはなかなか難しいことかと思うのですが、どこかで線引きを設けていたりはするのでしょうか。

長野さんの写真

– Kesou 長野

Kesouとしては「とことん寄り添う」スタンスです。ベストを尽くして、それでもできなかったことは次回のプロダクトに取り入れ活かすなど割と全力ですね。ギリギリまで攻めます笑

焼田の写真

– Eris 焼田

サイズ展開が幅広いことからもとことん寄り添うスタンスが伺えますね!

長野さんの写真

– Kesou 長野

そうなんです。19.5〜27cmまであるので(男性の方も)ぜひ履いて体験してみてください!Kesouは、定期的にクラウドファンディングにてご注文いただいてからお作りするという受注生産を取り入れています。幅広いサイズ展開でも無駄なものは生産せず廃棄しないことを目指しています。

Kesouのパンプスのサイズ展開

POPUP STOREでは全サイズの試着が可能

長野さんの写真

– Kesou 長野

またお客さまとのつながりでいくと、「ペットボトル回収」という接点もあります。実はブランドデビュー前から取り組んでいて、累計で23万本のペットボトルが新しい素材に生まれ変わっています。回収機は北千住マルイに設置しており、先日北千住マルイで開催したPOPUP STOREでは「次はペットボトル回収に参加します」という方もいらっしゃって、とても嬉しかったです。

Kesouのパンプスが生まれるまで

焼田の写真

– Eris 焼田

普段ご自身でも履いていますか?

長野さんの写真

– Kesou 長野

まさに今履いています!笑
我々もイベント開催中は売り場に立つことが多く、楽なのでよく履いています。
特に夏は素足で履けて、丸洗いできるのも嬉しいポイントです。一年を通して履いていただけるようになっています。

Kesoubのパンプス

焼田の写真

– Eris 焼田

ここで改めてお二人のKesouに対する想いをお聞かせください。

長野さんの写真

– Kesou 長野

誰か困った人を見つけ、なぜ困っているかを探り、どう解決していくかを共に考えられる、シンプルな想いを形にしていけるブランドで、個人的な共感度もとても高く、やりがいを感じていますね。会社として物を売り事業を大きくしていくという責任感と、子供たちの未来を守っていかなければいけないという個人的な気持ちがうまくバランスがとれていて、意義を感じながらやってます。

滋野さんの写真

– Kesou 滋野

私は10月に入ったばかりで、入った時にはプロダクトは完成している状態でしたが、POP UP等に立ってお客様の声を聞き、ダイレクトに喜んでいただいている姿を見るのは嬉しいですね。
サステナブルな素材を使っていることで、意識しなくてもいい循環に入っているような状態を作り出していることはとても素敵だなと思っています。他のアイテムを作ったとしても、お客様に他の視点(デザインや履き心地など)で購入していただいたとしても、いい循環にお客様も入れるような自然なサイクルをこれからも作っていきたいなと。何気ないところからが大切だと思っています。

Kesouのパンプス

焼田の写真

– Eris 焼田

大きな社会的意義や目標よりも、身近な人を幸せにしたり、対面でお会いしたお客様のお困り解決など、身近なところでの解決・実現に意義を感じているんだなというところを今日のお二人のお話から感じました。最後に、Kesouが目指す未来について教えてください。

長野さんの写真

– Kesou 長野

まだ小さいブランドですが、突発力はなくともみんなにじわじわ浸透していけるような、微熱的な、弱火でじっくり、でも消えないという、そんなブランドになっていきたいですね。共感していただける方と輪を広げながら、もっとサステナブルな選択肢が気軽で当たり前な世の中を目指していきたいと考えています。


まだまだサステナブルな選択肢は限られた人たちのものというイメージがあるので、、高尚なものではなく身近な選択肢なんだよと気づいていただいて、自分がもっと良い世の中を目指して何かに取り組んだりするきっかけや背中を押せるような存在になっていきたいです。

モノ

Kesouイメージ画像循環への想い

インタビューしたブランド

Kesouブランドページ

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