– ミルクぱく子

使い終わった牛乳パックや豆乳パックをアップサイクルして、バックや財布など色々な商品を作っています。最近では、ものづくりの楽しさをもっと知ってもらおうとワークショップを開催したりもしています。エシカルな活動をしていこうとアップサイクルを始めたのではなく、もともと趣味でやっていたハンドメイドが、気がついたらエシカルなことに繋がっていきました。

– ミルクぱく子

私の『好き』が詰まっていたものがたまたま牛乳パックだったんです。
ハンドメイドのために、何か材料を探していて出会ったというよりも、偶然出会って、作品作りを始めたという感じです。
きっかけは好きな雑誌のバックナンバーで、牛乳パックを『なめす』という特集を見つけたことです。
その当時、革小物作りを習っていて、自分でも何か小物を作りたいと思っていたので、牛乳パックで革小物みたいなものを作ってみよう！ってなったんです。
実際に作ってみたら、牛乳パックでできた小物に自分の好きが詰まっていました。その時は『一生遊べるもの見つけた！』って！

– ミルクぱく子

みんなに私の作ったものを見てもらいたいという自己顕示欲みたいな。SNSで私の作品を見てもらって『素敵だね』『いいね！』などとお声を掛けていただくことももちろんですが、一歩踏み込んだ所、ポップアップへの参加のご依頼とか具体的になっていくこともすごくやる気が出ます。もっともっと幅を広げられるって。

– ミルクぱく子

あと、嬉しいことに活動が広まって、障がいのある方々を支援している『フクシルシ』の活動にも繋がりました。元々誰かにこの活動の楽しさを伝えたいと思っていたときにこのお話をいただいて、牛乳パックを鞣す（なめす）作業を通じて、それが工賃に変わるのであれば一番いい形で楽しさをお伝えできるなって。

– ミルクぱく子

正直、『社会貢献』しているという感じはあまりしないです。でも、フクシルシの方から『今までコミュニケーションをあまりとることができなかったけど、牛乳パックをなめす作業を通じて会話が増えた』という障がいのある方の親御さんのコメントを聞きまして、その時はとても嬉しかったです。

– ミルクパク子

フクシルシの活動を世に発信することって難しくて。お涙頂戴みたいな感じにしたくないんです。だから「作品や活動が素敵だよね、でも実はフタを開けてみると社会貢献に繋がっているんだよ。」みたいな。良く見せたいけど、美化させるんじゃなくて。やっぱり人に見てもらいたい、注目してもらいたいって気持ちが出てきちゃうんですけど、そのさじ加減が難しいんです。

– ミルクぱく子

まずは牛乳パックで丸くて、小さいものを作りたいです！ミシンだとどうしても小さくて、丸いものを作るのって難しいんです。だから、コインケースなどの小物を作ってみたいですね。
あとはワークショップなどでみなさまに直接お会いする機会も増えてきたので、牛乳パックの面白さ、魅力を人にうまく伝える方法をこれからも模索していきたいです！